福岡県のオキチモズク

 オキチモズクはレッドデータブック(環境庁,2000)で絶滅危惧I類の種類とされている。原産地の愛媛県「お吉泉」以外に,九州では長崎県島原,熊本県,鹿児島県の数箇所で生育することが知られている。福岡県からは甘木市の黄金川で右田氏らによって1989年に発見され,1991年までは生育が確認されていた。その後生育が認められず,絶滅したものとされていた。
 最近,黄金川から4Kmあまり離れた甘木市下浦の用水路で生育が確認され,西日本新聞社2月12日の朝刊に発表されて話題となっている。この場所には準絶滅危惧とされるカワモズク属2種モ多数生育しており,甘木自然の会(会長:飯田大和氏)を中心に見守っていくことになるだろう。                                                            (吉田 忠生)