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カゴメというコンブ科の種類は長さ数mになり,表面にかごの目に似た凹凸の模様がある。ガゴメは北海道南部の噴火湾沿岸を中心にマコンブと同様な地理的分布範囲を持っている。マコンブに較べてより深いところにまで生育するが,マコンブと生育範囲が重なっている部分もある。
マコンブと較べて価格が低いので,あまり利用されることがなく,マコンブの減産の原因の一つとされたこともあった。しかし,近年アルギン酸やフコイダンの含有量が多いことから,健康食品としての価値が認められ,価格も上昇してきたので,積極的に収穫,利用されるようになってきた。製品の種類も増え,細く削って「がごめとろろ昆布」とするほかに,粉末を加えた「がごめ昆布チョコレート」や「がごめコンブキャラメル」も特産品として販売されている。
これまでガゴメはトロロコンブ属としてコンブ属とは別属とされてきた。最近の研究でマコンブなどと同じ属に含めるべきであるとの見解が示され,標準和名としても「ガゴメコンブ」と呼ぶ提案がなされようとしている。
(吉田 忠生)
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