| 樺太における海藻利用 |
種類は地元の研究者はマコンブ Laminaria japonica に当てていた.漁法は潜水して根本から刈り取るとの話だった.ホルムスクやネベリスクの工場でサラダとして缶詰に加工される. 写真は,Biological Station があるソコルという小さな町(ユジノサハリンスクから北へ約20km)の雑貨店で売られていた"極東サラダ"という缶詰.千切りにした昆布にタマネギを加え,サラダ油・塩・砂糖・酢・香辛料で味付けされている.日本人にとっては少し薄味か. ユジノサハリンスクの路上では生の Cystoseira が食用として売られていた.現地での呼び名はморской виноград(モルスコイ・ヴィノグラート:"海ブドウ"). 種類はウガノモクかと思い込んでいたのだが,日本で吉田先生に標本を見ていただいたところ,気胞が明瞭に離れておりネブトモク C. crassipes に当たるのではないかとのご指摘を頂いた. 昆布と同様にサラダとして利用されるが,缶詰などは製造されていないようだ.味付けは昆布の場合とほぼ同様だが,海藻をゆでるか生のままか,サラダ油を入れるか入れないかなど,各家庭で調理法が少しずつ違うそうだ. 日本で食用としない種類なので警戒しつつ試食したが,味は癖もなく歯触りも良く,日本でも十分通用すると思う.
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