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"海藻サラダ"や刺身のつまとしていくつかの海藻がスーパーマーケットの店頭に並んでいるのを見ることがある。
このような食材としてはふつうトサカノリが用いられていた。
トサカノリの消費が多くなるにつれて供給不足から値段が上がり,それに代わるものとしてシキンノリやホソバノトサカモドキも利用されている。
食堂やマーケットで見知らぬ海藻があるので,これは日本産ではなく,輸入されてきたものだろうと推測していた。
九州大学の川口さんとこの話をしていたら,理研食品の岩崎前社長から見本として貰った Chondrus
crispus の乾燥品があるというので,一部を譲り受けて調べてみた。
外形も断面で見る組織も同様であり,これに間違いないと結論した。これが海藻食品業界で"かえでのり"や"つのまた"と呼ばれていることをあとで知った。
このChondrus crispus は紅色,緑,黄色に色彩調節をして刺身に添えたり,乾燥品を海藻サラダにほかの海藻と混ぜて販売されている.Chondrus
crispus はカナダでタンク養殖をされているとのことである。
刺身のつまとして使われる海藻には,ほかにフクロフノリ,マフノリ,オゴノリ,マツノリもあり,地方によってさまざまである。
(吉田 忠生)
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